掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症(ショウセキノウホウショウ)って聞いたことありますか?
2004年か2003年くらいだったと思いますが、タレントの奈美悦子さんが長い間この病気で苦しんだことを告白されて、その頃よくワイドショーでは取り上げられたりしていたので、記憶にある方もいらっしゃるかも知れません。
私も、この掌蹠膿疱症(ショウセキノウホウショウ)だと診断されたことがあります。

それは、2004年4月のことでした。
実家の祖母が突然脳死状態になってしまいました。
ガンで治療をしてはいたのですが、変な言い方ですが元気に治療をしていたのです。
その7年前に一度手術をし、2004年3月に2度目の手術をしました。
元気に退院をしてきて、抗がん剤による治療をしてたのです。
2度目の抗がん剤治療のときでした。身体にあわなかったのか、薬によるアレルギー症状が現れ、気管に発作が起こり、息が止まり、心臓も一度止まってしまいました。それでも、なんとかまた心臓は動きました。
でも、心臓が一度止まってしまい、脳に酸素がいかなくなってしまった時間があったため脳死状態に。
意識が戻るかどうかはわからないと言われました。
 
私が就職をするまで、ずっと同居していたおばあちゃんだったので、私はかなりのばあちゃん子で、本当に本当にショックな出来事でした。
翌日、手のひらに膿のような物がいくつかでてきました。直径2~3ミリくらいのものから5ミリくらいのものまで。水ぶくれの中に膿がたまっているような状態です。水ぶくれはすぐに破れましたが、膿を出してもしばらくするとまた膿がたまっているのです。
初めての症状だったので、病院に行ってみると、ショウセキノウホウショウといわれました。
病院では、この症状は今のところ原因が解明されていないといわれたけれど、娘の肌荒れがいちばんひどかった時期のこと。気分的にも疲れていた時期に、追い討ちをかける出来事が起こり、身体がSOSを出したんだなと思いました。
医者におばあちゃんのことも話してみたけれど、そうゆうこととの関係は分からないといわれました。
ばあちゃんのことを聞いたときは、体中の細胞がダメージを受けているのがわかるようでした。何か電気が走ったような。身体の中をなんともいえない感情が走っていくのが分かりました。
それは、どうしようもない莫大なストレスのようでした。
わけもなく悲しいとか言ったりするけど、理由があるから悲しいのであって、身体のことも理由がないことってないんだなぁと思います。
学校で教える医学では、説明できないこともたくさんあると思います。
 
祖母は、長引くかとはじめはいわれましたが、10日後に亡くなりました。81歳でした。
高齢で病気だったし、何があってもおかしくはないけれど、ばあちゃんは、まだ全然死ぬつもりじゃなかったし、私が生まれたときからばあちゃんはばあちゃんで、ずっとそこにいるのが当たり前だったので、なんだか心がぽっかりしてしまいました。
ああ、もういないんだって何度も確認をしてしまいます。
でも、日に日に自分の生活に戻っていくと思うことも少なくなり、こうして時はすぎていくんだなと思いながら、時はすぎていきました。
 
掌蹠膿疱症は、4~5日くらいは膿が出て、増えてきていたけど、まもなく悪化が治まりました。その後皮が取れて、かさぶたになっていきました。皮が取れるとその下が、まだ皮膚ができていなくて赤むけの状態だったので、そのときがいちばん痛かったです。1ヶ月くらいできれいに治りました。

奈美悦子さんは原因が分からなくて、何年も苦しんだそうですが、原因不明とされている掌蹠膿疱症も、私の場合はちゃんと理由がありました。
医者は否定もしばかったし、肯定もしなかったけれど。

身体ってホントに正直ですよ。
掌蹠膿疱症だけでなく、原因不明の他の病気でも原因が見つかって、元気になる人が増えればいいなぁと思います。

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